甘いキスをわたしに堕として。

最初にそう口を開いたのは茶髪の男の人。



そして、続いて部屋に入ったわたしをみて唖然とした。



「…その子、だれ?」



その一言でバッと私に視線が向く。



「えええ!珍しい…ってほどでもなかったわ。なんだよまた女かよ」


金髪の男の人。



ー…チクリ


“また”なんだ。

前にも女の子をこうして連れてきてるってことだよね…?



なんだか胸がちょっとだけ痛んだ気がする。