甘いキスをわたしに堕として。

2階に続く階段をのぼっているときも、あらゆる人の好奇の視線がわたしに注がれた。



こういうところに女の子がくることなんてないのかなぁ。


それぐらいみんな珍しそうに、ポカンとした様子だった。



ガチャ_


朱里が2階の扉を開ける。



「よ、今戻った」


中にいたのは4人の男の人たち。


落ち着いた茶髪で優しそうな人。
金髪でいかにもチャラそうな人。
ピンク髪の可愛い感じの人。
黒髪で少し無口そうな人。



「早かったね。おかえり」