甘いキスをわたしに堕として。



ゆーくんは…
今まで見たことのないような表情で優しく笑ってた。



あれはきっと、どんな女の子でも好きになっちゃうと思うなぁ。



あの後なんともなかったように葵の元へ戻った。



葵と2人きりになったときに今まであったことを全て話したし、過去のこともちゃんと改めて伝えられた。



「そっか、大変だったね…。あたしは藍の味方だよ!だって大好きな親友だもん〜」



って、ほっぺをぷにぷにしてきたときは自然と笑顔になれた。




「わたしも葵だいすき!」



キャッキャっとはしゃぐ様子は、まるで小学校の修学旅行ぶりだった。