甘いキスをわたしに堕として。

「えっ…」



衝撃だった。


この人が_おじいちゃん?なの?



今まで知らなかった。



そもそも父は刑務所にいるわけで…
会う機会なんてなかったから。



「ふふっ驚いているようだけど、事実なんだよ」



「唖然」

まさにその言葉が1番だった。



「藍、おまえには言ってないことが多すぎるかと思ってな。今日は重大な話があってここに呼んだんだよ」



重大な話???

なんだろう。



いま、目の前のこの人が私の祖父っていうことでさえ驚きなのに、重大な話って…?