しかも力強いし_‼︎


わたし犯罪者じゃないんだから、そんな乱暴に掴まないでよ!



心のなかで叫びまくるけど、その想いは伝わらない。



コンコンッ


案外すぐに到着した。



なにやら大きい扉の前。



「失礼します」



ガチャっと中を開けると、なにやら書斎の椅子に堂々と座って待っている人がいる。




白髪が混じった髪に、髭を生やしたおじいさんだった。



「待ってたよ。じゃあ君たちは下がりな」