甘いキスをわたしに堕として。

顔は笑顔だけれど、その雰囲気_オーラはとてつもなく怖い。



今まであんなに穏やかだったはずなのに、、、



もはや面影はゼロ。




「わたしと朱里はね、中学の頃に付き合ってたの。でも、わたしが一方的に勝手に消えたの。なんでだと思う?」



「…っえと」



「朱里に似合う女になるため、だから」



そして彼女は続けて言った。



朱里に似合う女になるために海外留学をして、得意なチェロを学び、コンクールで優勝した…と。



「朱里の横にいても恥じないようにって思ってずっっと頑張ってたのに…。なんであんたみたいな女が隣にいるの?」