甘いキスをわたしに堕として。

やっぱり…朱里って…。



なんて、よからぬことまで想像しちゃう。



「じゃあ行こ?」


グイっと腕を絡められて、そのまま倉庫外へと連れられていく。



ジャー…


水道で洋服を軽く濡らし、匂いを落とす。


ポンポンっと可愛らしいハンカチで洋服の濡れを無くしてくれた美玲さん。



…ただただ普通にしているだけなのに、なんでこんなにもこの人がやると可愛く思えるんだろう、?



世界って不公平だなぁって改めて実感。



「…これで平気かなぁ」