いつもだったら「そんなわけないでしょ!」って反発するけど、今日ぐらい甘えてもいい_よね?



隣に腰掛けた朱里の肩にちょこんっと頭を傾ける。



「?どうした?」



「寂しかった…」



トクントクン


朱里の心臓の音が響くのが分かる。



「…ったく、不意打ちすぎんだろ」



「え?なんか言った?」



ごめん、心臓の音が邪魔して上手く聞き取れなかった。




「あーもういいから、そのままにしてろ」



朱里の顔を見ようとしたら寸止め。



ちぇっと思いながらも大人しく従うわたし。