甘いキスをわたしに堕として。

「っ朱里…?!」


慌てて駆け寄る。



「藍。ちゃんと留守番してたか…?類は?」



「う、うんっ!類とも仲良くなれたよ…?」



「そっか。ならいい」




ポンっとわたしの頭に手を乗せ、気持ちよさそうに深い眠りについた朱里。




っ朱里…。



「藍ちゃん、そんな心配しないで大丈夫だよ。その血、朱里のじゃないから」



「そうなの?…じゃあ、この血って…」




「そうだね、藍ちゃんには言っておかないとかな。朱里の彼女でもあるから」