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藤田さんに初めて出会った広場へ行くと、すでに深緑色のキッチンカーが到着していた。
少し緊張しつつ近づいて行き、運転席を覗き込む。しかし、藤田さんの姿はなかった。
「藤田さん?」
後部座席にいるのではないかと思って声をかけたけれど、反応はない。
どこに行ったんだろう?
トイレかな?
広場の中をグルリと見回したとき、茂みがガサガサと動くのを見た。
香織はハッと息を飲み、警戒して後ずさりをする。
ついさっき他県で飼っていたニシキヘビが脱走したというニュース速報を見たばかりだ。
藤田さんに初めて出会った広場へ行くと、すでに深緑色のキッチンカーが到着していた。
少し緊張しつつ近づいて行き、運転席を覗き込む。しかし、藤田さんの姿はなかった。
「藤田さん?」
後部座席にいるのではないかと思って声をかけたけれど、反応はない。
どこに行ったんだろう?
トイレかな?
広場の中をグルリと見回したとき、茂みがガサガサと動くのを見た。
香織はハッと息を飲み、警戒して後ずさりをする。
ついさっき他県で飼っていたニシキヘビが脱走したというニュース速報を見たばかりだ。



