泳いでいる人たちの間から大きな丸いものが出たり入ったりしているように見えるのだ。
平泳ぎをしているから、男性の体はほとんど海の中にある。更に周りの人たちが視界を塞いで、とても人のようには見えなかった。
「なぁんだ、そういうことか!」
「なにかわかったの?」
いまだに香織に抱きついている岬くんの体を抱っこして持ち上げた。
少し重たいけれど、両腕にグッと力を込めて落とさないようにする。
「ここから海坊主を見てごらん」
香織に言われた岬くんが、恐る恐る視線を男性と向ける。
「あっ!!」
「わかった?」
平泳ぎをしているから、男性の体はほとんど海の中にある。更に周りの人たちが視界を塞いで、とても人のようには見えなかった。
「なぁんだ、そういうことか!」
「なにかわかったの?」
いまだに香織に抱きついている岬くんの体を抱っこして持ち上げた。
少し重たいけれど、両腕にグッと力を込めて落とさないようにする。
「ここから海坊主を見てごらん」
香織に言われた岬くんが、恐る恐る視線を男性と向ける。
「あっ!!」
「わかった?」



