山の上にあるキャンプ場近づくにつれて天気は回復して行き、車の中から虹がかかっているのを見たとき香織の緊張はすっかりほぐれていた。


「はい、到着」


車が止まるとう同時に外に飛び出した。


雨はすっかり晴れて山の空気が気持ちいい。


香織は思いっきり深呼吸をした。


「お兄さん、何を手伝えばいい!?」


「キッチンカーを手伝ってくれるの? 向こうに、遊び場所があるよ?」


「いいの! 私、絵日記に始めてのアルバイトについて描きたいんだから」