『亜季へ』 私の名前が見えて、どきっとした。 これは、私への手紙だ。 彼から私へ向けた、さよならのメッセージ。 読むのが怖いと思った。 これを読んだら全てが終わってしまう気がした。 彼と本当にさよならになってしまうような気がした。 けれどもしっかりと目を見開き、文字を目に映す。 彼が、私に伝えたかったこと。 それが書かれているのだから。 ゆっくりと、目で文字を追っていく。