「はー、喉乾いたね」 なんて言ったら、原くんは足元に置いていたペットボトルの水を拾って、それを口に含んで。 ふっと視界の青が消えたと思った瞬間、ちゅっと唇が重なって、ぬるい水が流れ込んできた。 視界できみの金色がさらりと揺れて、また目の前に群青が広がる。 ああもう、ずるい。 やっぱりきみの方が何枚も上手。