ひまわりが枯れるとき、ライオンは…

それから数日後ー。


ー六花と仲直りできました!


移動教室のため廊下を歩いていると、高野さんからメッセージが届いた。

無事に仲直りできたらしい。



ー良かったね。


ー今度、六花と2人でお出かけすることになったんだ!


ー楽しんで。



檜山さんの願いも叶ったようだ。



「獅子谷…。」

「檜山さん。」

檜山さんと鉢合わせた。

「えっとー。」

「陽葵李と仲直りできたよ。」

「…良かったね。」

「うん……少し、獅子谷のおかげかも。ありがとう。」

「…別に何もしてないよ。」

「…陽葵李待ってるから先行くね。」

そう言って、檜山さんは走っていった。

走り出した勢いで檜山さんから何かが落ちた。


「檜山さん!」


声をかけたが気づいてもらえなかった。

落ちたものを拾ってみると、手帳だった。

表紙にプリクラが1枚貼ってあった。

笑っている高野さんと檜山さん…あともう1人、男の人が変な顔をして見切れていた。

陽葵李、六花…優真と名前が書いてあった。

「優真(ゆうま)…?」

高野さんのお兄さんだろうか…?

そんなことを考えていると、授業開始のチャイムが鳴った。

俺は遅刻した。