ひまわりが枯れるとき、ライオンは…

「中学のとき、1人だけ、仲のいい男友達がいたんだー。」

俺は、本当に全部を高野さんに話した。

中学校の入学当時、俺は今みたいに周りに怖がられていた。

見た目で不良と判断され、誰も俺に近づいてこなかった。

両親がいなくて、捻くれてた部分も少しはあったけど…。

でも、1人だけ話しかけてきたやつがいた。

名前はハル、野球部だった。

苗字と漢字は、聞かなかったのか覚えていない。

「ユウ、なんでいつも1人なの?」

ハルはいきなり下の名前で、タメ口で俺に話しかけてきた。

なんだよコイツと思った。

知り合った頃はハルが俺に絡んでくるだけだった。

でも、気づいたらに親友って言えるくらい仲良くなっていた。

中学2年になったとき、クラス替えがあり、俺とハルは別々のクラスになった。

それから、会う機会が少しずつ減っていった。

ハルはもともと部活で忙しかったから、クラスが変わって会えなくなるのは当たり前だった。

たまに会うと、ハルは元気がないように見えた。

大丈夫かと聞くと、大丈夫と笑顔で言うから…気になったけど、気にしないようにしていた。

そしたら、ある日突然…ハルは死んだ。