きっと困って、今の関係はなくなると思う。
本当の気持ちを伝えたいと、何回も思った。
俺の好きな人は、お前だけだって。
他の女になんと言われようと、俺はお前しか見てないって。
だけどそれ以上に、俺が言ってしまったせいでこの関係が崩れるのが怖いんだ。
そんなことしたくない。
だから、この気持ちは愛菜には伝えられない。
「あ!肉まん食べよ!」
温め直した肉まんを頬張る愛菜。
こんな姿でさえ、カワイイと思ってしまう俺は重症だ。
「草介早くゲームやろ!」
「もう食い終わったのかよ」
「はーやーくー」
愛菜に手を引かれて2階に上がった。
ピザまんを片手に持ったまま。
俺はとことん愛菜に甘いんだ。
「陵介、ただいま!」
「愛菜〜♪」
幼稚園生の陵介は、愛菜を見つけてダッシュする。
陵介は愛菜が大好きだからな。

