だから柳井に言ったのだ。 「清水を惑わすのはやめてくれ。」と。 そしたらなんと、この男!! 「勘違いしないでくれないか?僕はあの子が好きなんだ。」なんて、言いやがった!! 大人げないにも、ほどがある。 だけど俺は、すっかりしっかり負けたのだ。 高校生だった、ガキの俺にムキになるくらいに、柳井は清水が好きだったんだ。 また清水も、柳井が好きで。見つめ続けた俺に気がついてはくれなかった。