何とかかんとか、今日の仕事を終えた。 会社の入ったビルを出る。 同じく疲れ顔の同僚にお疲れさまをして、自動ドアをくぐった。 数歩、歩き出したところで、「及川さん!」後ろから呼ばれて思わず立ち止まった。 振り返るとそこには… 「じゅり、ちゃん…?」 暗がりの中、姿を見せたのは紛れもない珠利ちゃんの姿だった。 「…どう、したの…?」 驚きの余り、そんな言葉しか出てこない。