珈琲と花の香りの君




「いつか、必ず返そうと思っていたんだよ。いつまでも家に置いてあったんじゃ、胸くそが悪いからね。」



上からの圧力に耐えながら、なんとか柳井から傘を受け取った。



しっかし、いつまで言い続けるつもりだよ?!



しつこすぎんだろ!!思いつつ、柳井を見上げて。


「ありがとう、ございます!!」



せめてもの腹いせに、丁寧すぎるほど礼を言えば、



「もう2度と、そんな傘は見たくないね。」



だっから、無表情はやめろって!大人気なさすぎなんだっつの!!