珈琲と花の香りの君




「ねぇ、准さん。可愛いね。ガラスで出来てるんだって。」



笑顔で話し掛ける清水に、



「…ちっとも可愛くなんかないね!」



なんて、音がしそうな勢いで横を向く柳井。



そんな柳井を、穏やかな目で見つめる清水。



あぁ。なんだかいいなぁ。俺もこんな夫婦になりたいなぁ。



珠利ちゃんとだったら、あたたかい家庭が築けるんだろうなぁ。俺は柳井みたいにはならないぞ!!



妄想の中に入りかけた俺を、



「…いったいどういうつもりなんだ?」



柳井に引き戻された俺。