珈琲と花の香りの君




柳井と目が合って、


「…ご無沙汰しています。」



軽く頭を下げれば、



ソファーから立ち上がって、ゆっくり俺に近づいてくる柳井。



だから、ゆらゆら歩くなよ!こえーって!!



「…それは、なんだ?」


唐突の柳井の言葉。視線を追うと、俺の左手薬指をガン見している。



「あぁ…、安物ですみません。もっと良いやつを買いに行こうって言ってたんですけど、珠利ちゃんがどうしてもこれがいいって…」



「違うよ。」



って、久々遮られたよ!!