「あたしの方が、離してあげない。」 しっかりした口調が、俺を安心させてくれた。 どれだけ信じていたって、どれだけ好きだって。 ふとした瞬間に必ず不安はやってくる。 順調に進む、恋人たちの恋路に、恋愛の神様がヤキモチを妬くのかもしれない。 まぁ、俺の場合は『柳井・兄』が一番の天敵なのだけれど。 天気が良くて、あたたかい。 そんな中を珠利ちゃんと恋人同士で歩けるなんて。 この上ない、シアワセだ。