「じゃあ、なんて呼んでくれる?」 珠利ちゃんの顔をのぞき込んだ。 「たか…さん…」 珠利ちゃんのちいさな声が鼓膜を振動させる。 「…ん。ありがとう。」 耳元で囁けば、 「おいか…、たかさんにとって、あたしは特別?」 囁き返してくれた。 「当たり前だよ。特別で大切な俺だけのものだよ?」 いい?珠利ちゃんに問えば、一度大きく頷いてくれた。 誰にも渡したくない。渡したりなんてしない。 俺の、特別。