美羽が、続ける。
「でもさ、なにも伝えずに先輩が卒業しちゃうのは後悔すると思うんだ。
ノンを見てるとさ、私もちょっと勇気出そうかなって。卒業ライブの日、当たって砕けてくる!」
そう言った美羽の顔はいつものミーハーな少女じゃなくって、ちゃんと恋する乙女の表情だった。
「すごいよ、美羽! 応援してる! よし、私もやるぞー!」
アヤがそう叫びながら、ぐっと伸びをした。
告白することや一歩踏み出すことは、とても勇気がいること。
私もよく知っている。
だからこそ、アヤと美羽の勇気を心から尊敬するし、応援したいと思った。

