カッコよくてキラキラしてるのに どこか冷めきってる目をした その人のフワッと香る香水が どこか懐かしい気がして しばらく動けなかった 「しゅー!」 りかの声が角の向こうからして 来た道を覗くと、しゅうと呼ばれる その人を抱きしめていた。 なんだ、幼馴染じゃないじゃん そう思いながら来た道と 反対の道を歩く このモヤモヤは何だろう。 そう思いながら。