星が降った日


カッコよくてキラキラしてるのに
どこか冷めきってる目をした
その人のフワッと香る香水が
どこか懐かしい気がして
しばらく動けなかった

「しゅー!」
りかの声が角の向こうからして
来た道を覗くと、しゅうと呼ばれる
その人を抱きしめていた。

なんだ、幼馴染じゃないじゃん
そう思いながら来た道と
反対の道を歩く

このモヤモヤは何だろう。
そう思いながら。