「律くんはどんなときにキス、したくなるの」
自分の足元に視線を落とす。
「俺はいつでも愛乃にキスしたいと思ってるよ」
「な」
一気に頬に熱を帯びる。さっき、キスされた頬が異様に熱かった。
「顔、紅いよ」
人差し指で頬をつつかれる。
「ま、真面目に答えてよ」
「その人のこと可愛いとか、愛しいって思ったときかな」
可愛いとか、愛しいって。理央は絶対、私のことそんな風に思ってないよ。
「他には? 」
「あとは……」
言葉の続きを待つ。
「自分の気持ちに気づいてほしいとき」
律くんがくれたこの答えが正解な気がした。
「気持ちって」
「好きってことだよ」
つまり、理央は私のことが好きだという気持ちに気づいてほしくてキスしたってことなのかな。
「そんなわけない。だって、理央は」
理央は穂香ちゃんが好きだって。
「あれ、でも告白は断ったから」と、一人ごちる。
自分の足元に視線を落とす。
「俺はいつでも愛乃にキスしたいと思ってるよ」
「な」
一気に頬に熱を帯びる。さっき、キスされた頬が異様に熱かった。
「顔、紅いよ」
人差し指で頬をつつかれる。
「ま、真面目に答えてよ」
「その人のこと可愛いとか、愛しいって思ったときかな」
可愛いとか、愛しいって。理央は絶対、私のことそんな風に思ってないよ。
「他には? 」
「あとは……」
言葉の続きを待つ。
「自分の気持ちに気づいてほしいとき」
律くんがくれたこの答えが正解な気がした。
「気持ちって」
「好きってことだよ」
つまり、理央は私のことが好きだという気持ちに気づいてほしくてキスしたってことなのかな。
「そんなわけない。だって、理央は」
理央は穂香ちゃんが好きだって。
「あれ、でも告白は断ったから」と、一人ごちる。


