ふふ、と笑うと首筋に吐息がかかった。チュッとリップ音がして、軽いキスが落とされた。触れた部分が少し冷たかった。
「律くん、どうしたの」
なんで、首にキスしてくるの。
学校でキスされたのは彼女のフリをしているとき以来だった。
私の疑問に何も答えてはくれなかった。
ただ、「こうやって、愛乃に触れるの久しぶりな気がする」と言った。
律くんの顎が肩に乗せられた。顔の距離が近くなる。律くんの息遣いを間近で感じた。
理央に律くんの彼女のフリがばれて以降、学校では常に一緒にいることはなくなったし、家にもいかなくなった。でも、それは彼女のフリをしていたから一緒にいる時間が長かっただけで、元に戻ったんだから今までと特に変わらないと思うんだけど。
彼女のフリしてたときの律くんの距離感がおかしかっただけで、律くんがいつも以上に甘かっただけで。今は触れる必要ないんじゃないかな。
なんて頭でいろいろ考えるも、律くんが嬉しそうに言うから何も言えなかった。
「律くん、どうしたの」
なんで、首にキスしてくるの。
学校でキスされたのは彼女のフリをしているとき以来だった。
私の疑問に何も答えてはくれなかった。
ただ、「こうやって、愛乃に触れるの久しぶりな気がする」と言った。
律くんの顎が肩に乗せられた。顔の距離が近くなる。律くんの息遣いを間近で感じた。
理央に律くんの彼女のフリがばれて以降、学校では常に一緒にいることはなくなったし、家にもいかなくなった。でも、それは彼女のフリをしていたから一緒にいる時間が長かっただけで、元に戻ったんだから今までと特に変わらないと思うんだけど。
彼女のフリしてたときの律くんの距離感がおかしかっただけで、律くんがいつも以上に甘かっただけで。今は触れる必要ないんじゃないかな。
なんて頭でいろいろ考えるも、律くんが嬉しそうに言うから何も言えなかった。


