律くんとは家近いしいつでも会えるんだけど。なんなら、部活ある日だって一緒にいるし。
「ということは。理央も休みだからデートとか誘えるね」
「無理だよ」
手をパタパタと振って拒絶する。
「デートが無理なら、勉強教えてとか? 」
「余計無理だよ。だったら、愛乃ちゃんも一緒にしようよ」
「え、嫌だ」
どうせ、テスト週間になったら理央と律くんにみっちり教え込まれるから。家が近いから夜遅くまで開催される勉強会という名の提出物殲滅会。
「愛乃ちゃん」と、美少女は嘆いた。
「大丈夫だって。穂香ちゃん可愛いし、理央は美人がタイプだから、たぶん」
うん、たぶん。理央の兄の真央くんの彼女はいつも美人さんばかりだからきっと理央もそうだよね。
「いやいやいや。松吉くん好きな人いるかもしれないし」
理央の好きな人、か。聞いたことないかも。
「私が聞いてきてあげよう」
「本当に? 」穂香ちゃんは目をきらきらさせて言った。
「任せて」
私は胸にとん、と手をあてた。
「ということは。理央も休みだからデートとか誘えるね」
「無理だよ」
手をパタパタと振って拒絶する。
「デートが無理なら、勉強教えてとか? 」
「余計無理だよ。だったら、愛乃ちゃんも一緒にしようよ」
「え、嫌だ」
どうせ、テスト週間になったら理央と律くんにみっちり教え込まれるから。家が近いから夜遅くまで開催される勉強会という名の提出物殲滅会。
「愛乃ちゃん」と、美少女は嘆いた。
「大丈夫だって。穂香ちゃん可愛いし、理央は美人がタイプだから、たぶん」
うん、たぶん。理央の兄の真央くんの彼女はいつも美人さんばかりだからきっと理央もそうだよね。
「いやいやいや。松吉くん好きな人いるかもしれないし」
理央の好きな人、か。聞いたことないかも。
「私が聞いてきてあげよう」
「本当に? 」穂香ちゃんは目をきらきらさせて言った。
「任せて」
私は胸にとん、と手をあてた。


