二人の幼なじみに愛されてます

見知らぬ人を警戒する猫のように、律くんの影から理央に目を向ける。



「なに、隠れてるの」



見てたことが理央にばれた。

律くんの腕に抱き着いて姿を隠す。

理央に触れられるとその部分が熱を帯びて、自分でもよくわからなくなる。理央が律くんみたいに甘くなった。例えるなら、コーヒーがカフェオレになったくらいの変化だけど。いつも私をからかってきたり、いじわるなこと言ってきたりしてたのに。

律くんみたいに優しく触れるから。律くんに触れられるのはなんともないのに。



「もう、避けないって言ったのに」

「避けてないもん」



律くんを挟んで、理央と言い合う。



「律にくっつきすぎ」



「俺は別に構わないよ」と、律くんに微笑みかけられる。

律くんは理央と違って、懐の深さが違うんだよ。



「律くん、だいすき」



ぎゅっと、抱き着いた。



「俺も好きだよ」



ぽんぽんと頭を撫でられる。