アパートで住み始め、3ヶ月が過ぎ、看護学校も夏休みになった。
 週4日のバイトは続けながら、人が足りない日は、朝や昼も入ることがあった。
 
 時々、カフェに来るお客さまに、スラーっとしたイケメンがいた。店員とお客様との会話しかしたことないが、いつも爽やかで、素敵だった。
「いらっしゃいませ。」
「アイスコーヒーお願いします。」
「かしこまりました。」

「450円です。」
「ありがとうございました。」
「ありがとう。」
その程度だった。

密かに恋焦がれていたが、実るはずがないため、見てるだけだった。