悠くんの与えられる溺愛は、今までの比ではないほど甘いもので、余裕のない私はすぐに意識を手放してしまった。 後に悠くんが言うには、まだこれはほんの序の口らしい。 止まりそうにない溺愛に、私はいつか心肺停止してしまうかもしれない。 それでも、全てを受け止めたい。 悠くんが傍にいてくれたら、何もいらないの。 真面目に思ってしまうほど、どうしようもなく悠くんへの好きが大きくなっているから。 この好きな気持ちも、誰にも止められない。 ……止めさせない。 end.