川端さんと連絡先を交換した。私のスマートフォンの連絡先に異性の名前が入ったのは、お父さんと悠くんに続いて川端さんが三人目だった。


やましい事何一つていないけど、なぜか罪悪感を覚えた。


「叔母さんが来ない日が分かったら、病院に連れてくよ。それまで連絡待ってて」

「はい……」


話が終わると、川端さんは私を家の近くまで車で送ってくれた。


「川端さん、ありがとうございました」

「何かあったらすぐに連絡するから」

「お願いします……」


私は川端さんに一礼をすると、自宅の門をくぐり抜けた。




悠くんの状況を知って、私は川端さんから連絡が来るまで寝付けない日々を送ることになる。