【クリスマス短編①】クリスマスツリーに奇跡を乗せて



 もうすぐカワイイって、言うんだから……。

「朱里さん、ショッピングモール入りますか?」

「そうだね。入ろうか」

 ショッピングモールの中に入ったわたしは、手を繋いでぐるっと回る。

「あ、これカワイイ」

「本当だ。 でも朱里さんの方が、もっとカワイイですけどね」

 こうして恥ずかしいことを、サラッと言ってくる冬馬。
 だけど冬馬のこんな所も、わたしは大好きなんだ。

「冬馬、なんか温かいもの飲まない?」

「いいですね」

 ショッピングモールをゆっくりとぐるっと周った後、わたしたちは近くにあるカフェで温かい飲み物を買うことにした。

「朱里さん、何にします?」

「そうだな……。わたしキャラメルラテにしようかな」

「じゃあ俺はカフェラテにしようかな」

 それぞれの注文を終えて飲み物を受け取り、再びイルミネーション通りを歩くことにした。