そしてクリスマスの日、わたしたちは夕方からイルミネーションデートに出かけた。
クリスマスの日はちょうど日曜日ということもあり、たくさんの人で賑わっていた。
街中にはカップルや夫婦が手を繋いで歩いている。
そんな中、わたしたちも手を繋いで歩く。
「キレイだね、冬馬」
「キレイです。やっぱいいですね、イルミネーションは」
冬しか見れないから、イルミネーションは。
だからこそ、キレイさがそこにあるから、よりいつもよりも幸せな気持ちになれるのかも。
「朱里さん、写真撮りましょうよ」
「……うん、いいよ」
冬馬と二人で写真を撮る時は、いつも緊張する。
冬馬はカッコよくて、優しい。そしてわたしにはもったいないくらいの人だ。
わたしみたいな人と付き合ってくれるなんて、本当に信じられないと思う時がある。
「朱里さん、カワイイ」
「……可愛くない」



