そう言われると、やっぱり断れない気もする。
「……クリスマスプレゼントは、本当にいらない」
冬馬がそばにいてさえくれれば、それだけでわたしは充実だから。
それだけでわたしの心は、満たされる。
「冬馬はクリスマスプレゼント、何が欲しい?」
「俺も、何もいりません」
逆に聞き返すと、冬馬もそう答えた。
「え?いらないの?」
前に時計が欲しいって言ってたような気がしたから、時計とかどうかなって考えていたのに。
「俺は朱里さんがいれば、他に何もいりません」
なんでわたしと同じ答えなの……?
「……冬馬」
冬馬の優しさをこうして感じることが出来るだけで、わたしは幸せだと感じる。
こんなふうに感じることが出来るのは、冬馬のおかげだ。
「俺は朱里さんがそばで笑ってさえくれれば、それでいいんです」
そう言われると、嬉しくなる。



