「朱里さん、クリスマスの日、どこか行きたい所ありますか?」
「そうだな……。冬馬は、どこか行きたい所とかある?」
「俺は朱里さんと一緒なら、どこでもいいです。朱里さんと一緒なら、どこ行っても楽しいから」
冬馬はいつも、こうやってわたしに合わせてくれる。
わたしが行きたいと思った所に連れてってくれるし、わたしがしたいこと全部を叶えてくれる。
わたしにはもったいないくらい、冬馬はいい男だ。
「じゃあさ、イルミネーション見に行こう」
「イルミネーション、いいですね。行きましょう」
そしてわたしに、こんなにも素敵な笑顔を向けてくれる。
わたしはこの笑顔が大好きだ。冬馬と一緒にいると、すごく気持ちが楽になる。
楽しくて幸せで、すごく充実していると感じる。
だけどわたしは、バツイチだから……。再び結婚ということを考えると、不安になる。



