5000年に1人の逸材の行方は!?

「んっ…」


「!!!」


「紗奈っ」


「え?理事長、さん?」


「良かった、良かった…」


「え、えっと…な、なにがあったんですか?」


「あ、あぁ、紗奈から連絡があって体育館倉庫に行ったら急に倒れた」


「あっ…そーいえば、」


「?何があったんだ」


「えっと、その…」


「無理にとは言わない。だが姉さんも心配してたから」


「ごめんなさいっ………って言うことがあって」



紗奈はあった出来事を全て話してくれた


想像していたより酷かった



「そんな事があったんだな…」


「その、ずっと言ってなくてごめんなさいっ、」


「あぁ、気にするな。紗奈は心配すると思ったから言えなかっただけだろ?」


「う、うん…」


「なら仕方がない。紗奈は優しい子だからな」


「そ、そんなこと…」


「まぁ、今日取り敢えず休んでおきな。数日入院してから退院だとよ」


「え!?にゅ、入院!?」


「あぁ。さっき先生からそう聞いた」


「そ、そんな…。私にはお仕事が、、」


「それは大丈夫だ。姉さんが上手くやってくれる」


「そんな、申し訳ない…」


「紗奈は気にするな」


「で、でも…」


「大丈夫だ」


「う、うん」