お前に愛を捧げる〜精神科ドクターの情愛

僕は玲子を愛していたのに、いつの間にか、信じて貰えていないのかと疲れがピークに達していて、玲子の気持ちに気づけずにいた。

玲子もまた、僕に対して不安が大きくなり、信頼出来ない気持ちがあったようだ。

慶のおかげで僕と玲子はお互いを見つめ直す事が出来た。

僕は精神科医として、まだまだ勉強不足なのかもしれないと気づいた。

しばらくして、僕は仕事復帰をした。

玲子も一人で留守番が出来る様になった。

玲子の離婚は弁護士の働きにより、離婚が成立した。

僕は玲子と一緒に剣崎の墓参りに出かけた。

「剣崎、僕と玲子は結婚するよ、見守ってくれ」

「剣崎くん、私、光を信じて着いていこうと思ってる、見守ってね」

僕と玲子は一年後に入籍をした。

僕は都築総合病院を継ぐことを、玲子の親父さんと約束をして、都築姓を名乗ることになった。