高校卒業間近に迫っていた。

 私は、無事に看護大学への入学が決まった。素直に嬉しかった。

 颯太は相変わらず、サッカーばかりしていた。

 そう。
 私たちは、すれ違い始めていた。

 学校では会うし、LINEもする。
でも、ゆっくり2人で・・・というのは、お互い難しかった。