あれ?ここって、、、たしか、、。

私の前には、階段が上に伸びている。
そこを登ると、1つのドアとその隣に掃除用具入れ。

屋上?

そう思って開けてみた。開けるとともに『ギィィィィィィィ』という凄まじい音が流れた。
あ、やば。

まいっか。
誰もいないし。
そう思った時。

「、、、、あ、」

男の子がいた。

「、、、、、君、」
その子はすごく驚いた顔をしてこっちを見ている。
「、、、あ、もしかして、転校生の?」
「あ、はい。」
「、、そっか。」
あ、私が転校生ってことはしってるんだ。
「そっか。よろしくね。」
「うん。よろしく。」
私たちはどちらともなく握手をかわした。
「じゃあ、私はこれで」
「あ、待って」
私が笹原くんに背を向けると、急に呼び止められた。
「またね。」