何度だって、私は君に、永遠の恋をする

｢じゃあ、これでホームルーム終わりー｣
先生はそういうと同時に教室から出ていく。
その間クラスの人たちは、次の授業の準備をしたり、近くの席の子と話をしたりしている。
｢えっと、早川さん。｣
隣からふいに話しかけられたので、私は驚いて声の聞こえた方を見る。
｢あ、、、えっと、何？｣
急になんの用だろう。
｢俺、笹原翔也。｣
あぁ、自己紹介か。
確かに隣の席だし、必要だよね。
｢笹原くんか。｣
｢うん。｣
、、、、、だめだ。会話が続かない。
私って、ほんとコミュ力ない。
せっかく話しかけてもらったのに、さすがにもっと続けないとだよね。
あたふたしながら彼の方を見ると、ふいに視線が重なった。
くっきりとした二重の大きな目に、筋の通った鼻、薄い唇。
髪は黒髪のノーセットで、右耳につけてある銀色の小さくて丸いピアスがすごくオシャレに見える。