「すみません蒼空さん……わざとじゃないんです…」




大量に印刷してしまった物を一緒に処理してくれている蒼空さんに深々と頭を下げる。


慣れたように紙をかき集める蒼空さんと目が合うと






「ほんと、鈍臭いところそっくりだわ」


「え?」






今……なんと?






「量半端ねぇな」





何事もなかったかのように、再び紙をかき集める蒼空さん。






ええっと……誰のことです?


誰と私が似ているんですか?


これって深く聞いてもいいやつですか??






もしそれが蒼空さんの奥さんの事なら、

私超絶喜んでしまいますよ?






だって、そうだとしたら、

あの人と同じように私のことも可愛がってくれるってことですよねっっ?!