≪秀side≫
結衣ちゃんが居なくなってから外食が増えた。
その日も帰りが遅くなった兄貴に合わせて遅い時間に夕飯を食べに行った帰りだった。
「やめてっ!」
公園の近くを通ると声が聞こえた。
聞き覚えのある声だ。
走って見に行ってみると…
結「やめて下さい!!」
そこにいたのは結衣ちゃんだった。
しかも男性を背負い投げって……
あの結衣ちゃんが!?
俺らはビックリしていた。
「てめぇ……このクソガキが!!」
その瞬間背負い投げされた男が立ち上がり結衣ちゃんに殴りかかった。
それを見た俺らは気付けば駆けつけていた。
琉「女に手をあげるなんて男として廃ってるな。」
秀「結衣ちゃん大丈夫?」
大「よく頑張ったな。もう大丈夫だからな。」
大雅は結衣ちゃんにきていた上着を乱雑にかけると、結衣ちゃんを守るように立ち上がりその男たちを睨んだ。
その瞬間去って行った男たち。
大雅に一度ボコボコにされて敵わないと思ったんだろう。
琉「口元…血が出てる。手当てしてやるから家に来い。」
兄貴がそう言うと結衣ちゃんは
結「大丈夫!それにおうちに帰らないとお母さんが心配するから…」
と言って少し寂しそうな笑顔を見せた結衣ちゃん。
秀「にしてもなんでこんな遅い時間に外に?」
結「か、買い物……」
大「財布も何も持たずに買い物ねぇ…お前相変わらず嘘が下手だな。」
大雅の言葉に少し動揺した表情の結衣ちゃん。
だが、今日はどうしても帰ると一点張りだったから家まで送る事にした。
結「助けてくれて…ありがとう。」
結衣ちゃんはそう言うとマンションに入って行った。
前までのような笑顔はあまり見られなかったのが少し心配だが…
こうなってしまった以上仕方ない。
俺らにこれ以上引き留める権利はない。
そして次の日から結衣ちゃんは学校に来なくなった。
連絡では風邪をひいたとの事。
心配だが…母親がついているから俺らがすることは特にない。
でも何か引っかかっている気もする。
本当にこのままでも良いのだろうか。
このままいて結衣ちゃんは本当に幸せなのだろうか。
あの時の結衣ちゃんの顔…少し気になる。
俺はそんなことばかり考えていた。
結衣ちゃんが居なくなってから外食が増えた。
その日も帰りが遅くなった兄貴に合わせて遅い時間に夕飯を食べに行った帰りだった。
「やめてっ!」
公園の近くを通ると声が聞こえた。
聞き覚えのある声だ。
走って見に行ってみると…
結「やめて下さい!!」
そこにいたのは結衣ちゃんだった。
しかも男性を背負い投げって……
あの結衣ちゃんが!?
俺らはビックリしていた。
「てめぇ……このクソガキが!!」
その瞬間背負い投げされた男が立ち上がり結衣ちゃんに殴りかかった。
それを見た俺らは気付けば駆けつけていた。
琉「女に手をあげるなんて男として廃ってるな。」
秀「結衣ちゃん大丈夫?」
大「よく頑張ったな。もう大丈夫だからな。」
大雅は結衣ちゃんにきていた上着を乱雑にかけると、結衣ちゃんを守るように立ち上がりその男たちを睨んだ。
その瞬間去って行った男たち。
大雅に一度ボコボコにされて敵わないと思ったんだろう。
琉「口元…血が出てる。手当てしてやるから家に来い。」
兄貴がそう言うと結衣ちゃんは
結「大丈夫!それにおうちに帰らないとお母さんが心配するから…」
と言って少し寂しそうな笑顔を見せた結衣ちゃん。
秀「にしてもなんでこんな遅い時間に外に?」
結「か、買い物……」
大「財布も何も持たずに買い物ねぇ…お前相変わらず嘘が下手だな。」
大雅の言葉に少し動揺した表情の結衣ちゃん。
だが、今日はどうしても帰ると一点張りだったから家まで送る事にした。
結「助けてくれて…ありがとう。」
結衣ちゃんはそう言うとマンションに入って行った。
前までのような笑顔はあまり見られなかったのが少し心配だが…
こうなってしまった以上仕方ない。
俺らにこれ以上引き留める権利はない。
そして次の日から結衣ちゃんは学校に来なくなった。
連絡では風邪をひいたとの事。
心配だが…母親がついているから俺らがすることは特にない。
でも何か引っかかっている気もする。
本当にこのままでも良いのだろうか。
このままいて結衣ちゃんは本当に幸せなのだろうか。
あの時の結衣ちゃんの顔…少し気になる。
俺はそんなことばかり考えていた。
