「ちはる、ちはる!起きて」


「んん....」


あれ。


なんか懐かしい夢見てた気がする。


私が小さかった頃の夢。


「おーい。ちはるー?」


「えっ。なんでここにすずがいるの?」



私は突然現れた東條凉音 (とうじょうすずね) ことすずを見て驚く。


「てかずっといたけどー?」


「気付かなかった....」


「それよりここ学校だからよだれくらい拭きなよ」


すずがティッシュを渡してくれる。


「えっ。じゃあ私!高校一年生にもなって学校で寝てたの!?」


「うん」


ヤバい....。完全に寝てた....。