一連の流れにびっくらこいて狼狽えているのは、俺の隣にいるなずなだ。



「へぇっ?はっ?……な、何で岡崎さんまでもがここに来てるんだ?!」

ほう。さすが俺のボディガード。うちのSPのリーダーの名前を知ってるか。同じ護衛同士だもんな。

「いったいどうなってる?!さっき言ってた『処分』って、何をするんだ?!」

「まあまあ、そこはいいから。さ、家に行こう」

「そこはいい?……はぐらかすなよ?きちんと説明……」

「まあまあまあ」

「このっ……伶士ぃぃっ!」

ヤツの話を無理矢理中断するかのごとく、強引に肩を抱いて歩き出す。

忠晴や岡崎は、その場に置いといて。

岡崎が相手し始めたのか、ヤツらのゴルァァはやがて阿鼻叫喚へと変わっていく。

ご愁傷様。

そんな酷い悲鳴をバックに、俺はなずなの肩を抱いてその場を離れた。

まるで、バカップルのようにイチャイチャして歩く。



「あほ!何でそんなにくっついて……お、おい!シマッピ先輩らをどうするんだ?」

「うーん。船に乗せるとか、戦地へ行かされるんじゃない?」

「はっ……」

「サヤマグループ絡んできたら、野球やらせられる」

「何だそれ」



そういうことで。

橘伶士、男を見せましたの巻?

でも、何かと発言がR18でバカのようだった。カッコつかなかったなぁと反省もする。



でもでも。そんな日もあるさ。

道のりはまだまだ長いのだから。







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