無我夢中で姪を探すことに集中して走ったためすぐに芽依を見つけることが出来た。 「芽依!」 私が声をかけると芽依はゆっくり私の方に顔を向けた。 「陽菜…」 芽依の目は少し腫れていた。 っ…やっぱり、好きだったんだ。 「陽菜…さっきはごめんね。私…」 芽依が頭を下げて謝ってくれた。 「気にしないで!私、芽依に悪いことしたんだもん…。」 「悪いこと…なんてしてないよ。私、二人のこと応援するから。」 芽依は泣きそうな顔で無理に笑っていた。