貧血かぁ…。朝ご飯、食べ損ねたせいだなぁ…。 思いながら、また、うとうとしていた。 「……大丈夫そうですか?」 柳井先生の声がする……。 「貧血のようなので、もう少し寝ていれば大丈夫ですよ。」 「堂島先生、会議でしょう?あとは僕が付き添います。」 「…じゃあ。保健室の鍵は、職員室に戻して下されば、結構ですので…。」 柳井先生と、堂島先生の会話を、頭の隅で聞いていた。