君とベビードール




「あ…れ…?清水…?」


頭上から、あたしの名字が飛び出した。



「…え…?」



反射のように顔を上げたあたしに飛び込んできた笑顔は…、




「及川…くん…?」



懐かしいような、馴染みがあるような笑顔で微笑んで頷いたそのひとは…、



高校の同級生だった、



及川 卓弘くんだった。