「公爵との共通点は、もうひとつ。自分の妻をとても愛していたことだ。父は母を愛するあまり、自分の血を分けた後継者はいらないと言っていたらしい。母を失う可能性が少しでもあるなら、そんな危険は冒したくないと」
子供の魔力が母親よりも強かったら、出産はとても危険なものとなる。
それでもアルヴィンの父は、跡継ぎを求められる立場だった。
一族が総出で説得し、アルヴィンの母も涙ながらに訴えた。母に、このままなら離縁するとまで言われ、ようやくアルヴィンの父は決意したらしい。
「魔力の強い家系だったから、出産の危険も高い。だが、今まで生まれたすべての子供が「護り子」だった。まさか父も、自分の子供が忌み子で、母が出産で命を落としてしまうとは思わなかったのだろう」
それはアルヴィンの父のみならず、一族の者すべての誤算だった。
「父は、母の命を奪った俺だけではなく、後継者を望んだ一族の者も許さなかった。俺は彼らとともに魔力を封じる腕輪を付けられ、城に幽閉されていた」
出逢ったばかりの頃の、アルヴィンの姿が目に浮かんだ。
子供の魔力が母親よりも強かったら、出産はとても危険なものとなる。
それでもアルヴィンの父は、跡継ぎを求められる立場だった。
一族が総出で説得し、アルヴィンの母も涙ながらに訴えた。母に、このままなら離縁するとまで言われ、ようやくアルヴィンの父は決意したらしい。
「魔力の強い家系だったから、出産の危険も高い。だが、今まで生まれたすべての子供が「護り子」だった。まさか父も、自分の子供が忌み子で、母が出産で命を落としてしまうとは思わなかったのだろう」
それはアルヴィンの父のみならず、一族の者すべての誤算だった。
「父は、母の命を奪った俺だけではなく、後継者を望んだ一族の者も許さなかった。俺は彼らとともに魔力を封じる腕輪を付けられ、城に幽閉されていた」
出逢ったばかりの頃の、アルヴィンの姿が目に浮かんだ。



